radikoの誤認識



何でこ〜〜〜なるのぉっ!



私、愛知県在住です。 個人情報のため取り扱い注意!(って何を注意するのだろう?)ですが、そんなことはどうでもよくて、地元のプロバイダを利用して自宅からインターネットにアクセスするのですから、radikoの「地域・放送局」は愛知にならないとおかしいはずなんです。 ところが、何をどう判断しているのか知りませんが、radikoが誤認識するようで、なかなか愛知になりません(泣)。

初めて誤認識したのが「静岡」だったため、静岡に下宿している息子が、私の自宅と下宿で同じアカウントを使ったことによるものかとも思ったのですが、「三重」になったり「東京」になったりもするので、全く関係の無い地域に誤認識されるのだということがわかりました。




これには、対処方法があります(なきゃ困る!)。URLはこちら。 【エリア判定の修正申請フォーム _ radiko】
操作は説明不要でしょう、自分の地域を選んで送信するだけです。
個人的には、「東海ラジオ」と「CBC」が聴ければ何ら問題ありませんので、「三重」と誤認識された場合はこの手続きを行わずに放置してます。






問題は、サイトの説明通り1〜3日で修正してくれればいいのですが、実際にはそれ以上かかることが多いです。
1週間以上かかれば、聴きたいコンテンツが履歴から消えてしまうので、5〜6日続くとヤキモキします。

どうやら、最近はこの誤認識がパターン化されてきてるようです。月曜日に「東京」となって、日曜日の午前中に治るということが、4〜5週間続いています。

何故そんなことがわかるかというと・・・
どうしても聴きたい番組のひとつに「さだまさし レコードデビュー50周年記念番組 1時の鬼の魔酔い」があり、「東海ラジオ」では月曜の夕方に放送されまてます。月曜の朝「愛知」となっているのを確認して出勤しますが、帰宅時には「東京」になっています。実はこの番組、「文化放送」でもネットされていて、日曜日の午後になっても「愛知」に修正されなければ、「文化放送」のものをダウンロードすればいいわけです。地域によってCMが違いますが、番組の内容に変わりはありません。日曜日の午前中に「東京」となっているのですが、午後には「愛知」に治ってます(何なんだ!)。

そんな訳で、日曜日の昼に1週間分のラジオ番組をダウンロードするのが、ここ1か月ほどの日課(とは言わない?週課?)になっています。

あれっ!もしかして、その人の聴きたい番組を意図的にブロックするようにして、有償のエリアフリーに加入させようって魂胆ですかね。まあ、それはないでしょうね。

radiko陰謀説は置いといて、私の自宅のルータが「愛知」にあると確認して地域を修正しているなら、2度目以降は瞬時に治して欲しいものです。この「日曜お昼のルーチンワーク」いったい何時まで続ければいいのでしょう?



転んでもタダでは起きない精神


嘆いてばかりいても仕方ありません。この状況を逆手に取って楽しむことでもしないと割に合いません。
誤認識とは言え、本来有償でないと聴けない他エリアの放送が無料で聴ける訳ですから、折角なので聴いてみましょう。

私は、ドライブ=ラジオという青春時代を過ごした経験を持っています。自動車には結構昔からラジオは付いていましたが、カーステなどは比較的新しいものです。ラジオを聴くしか選択肢がなかった当時、自動車で県外まで遠出した時に、聴いているラジオが徐々に雑音混じりになり、聴くに堪えられないようになると、仕方なく行った先の地域の番組に合うようにチューニングして、未知のラジオ番組を聴いたものでした。

あの時の気持ちを思い出します。

radikoでは、1週間分の番組がストックされていますので、手当たり次第にダウンロードします。そしてスマホに転送して通勤電車の中とかで、その日の気分で適当に番組をチョイスして聴きます。もういいと思えば即削除、少し申し訳ないような気持ちもありますが、そうやっていろいろな番組を知ることができます。

私が個人的に気に入った番組は、
「静岡」に誤認識した場合
 「上田朋子のGoing My West」
 「松本英子のサウンドスケッチ」

「東京」に誤認識した場合
 「おとなりさん」
 「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
あたりでしょうか。

ただ、注意すべき点は、必ず聴けるという保証はないので、下手にのめり込むと「エリアフリーに加入しなければ・・・」ということになります。もしかして、これもradikoのストラテジ? な訳ないか。



文化放送の思い出



蛇足ですが「文化放送」の思い出について、です。

さだまさしファン歴40年以上の私ですが、高校時代は土曜日23:30〜「東海ラジオ」で「さだまさしのセイヤング」をカセットテープに録音しながら聴いてました。大学生になると、この時間帯はバイトになってしまい、ほとんど聴かなくなっていました。それこそ、この当時にradikoのタイムフリーがあったらなと思いますが、それは詮無いこと。

その後、就職で東京に行くことなったのですが、この時の楽しみのひとつが「さだまさしのセイヤング」がまた聴けるということでした。この番組、実は全部で90分だったのですが、「東海ラジオ」では最初の30分はカットされていて、途中からしか聴けませんでした。東京では90分フルに聴ける、これは嬉しかったですね。
東京の一人暮らしではテレビは持たないことにしていましたので、部屋にある主な家電品はパソコンとラジオでした。インターネットがまだ普及していない90年代前半、ニュースも天気予報も全てラジオでした。そのラジオも常に「文化放送」の周波数になっていて、チューニングを変えた記憶がほとんどありません。

当時は、週休二日制ではなかったので、土曜日も仕事でした。しかも日曜日に心置きなく休日を満喫するためには、その週の仕事は土曜日に残業してでも片付けなければなりませんでした。土曜日の23時というのがなかなか微妙な時間で、22時過ぎまで残業することが多い中、下手に帰宅すると、ラジオ番組のスタートに間に合わなくなるリスクがありました。そこで取った方法が、事務所でラジオを聴いてから終電で帰宅するというもので、いつの間にかこれがルーティーンになっていました。それこそ、この当時にradikoのタイムフリーがあったらなと思いますが、それは詮無いこと。←ダブルドリブル
23時が待ち切れなくて、少し早めにラジオを付けるのですが、その時に放送されていたのが財津和夫の「素敵な夜だから」でした。この番組も気に入って、気がつけば22時半にはラジオを付けるのが習慣になっていました。この番組のオープニング曲が好きで、後に探したのですが見つかりませんでした。それもそのはずで、この曲はタイトルもなければCD化もされていません。
こんな記事を見つけました。この曲が気になっていたのは私だけではなかったようです。



毎朝、目覚めと同時にラジオを付けて、仕事に向かう準備をします。仕事から帰ると、ラジオを付けてニュースを聴きながらパソコンに向かう、そんな20代後半でした。
阪神・淡路大震災の日の朝もラジオを聴いていましたが、「大阪方面で大規模な地震があった模様」とだけ伝えられたことを今でも鮮明に覚えています。被害が大きすぎて、すぐには状況の把握もできなかったということになるのでしょう。

他にも、「本日誕生日を迎える有名人のひとりに○○さんがいます」と毎朝紹介していたこと、「ちょっとだけライオンズ贔屓です」と言って、西武ライオンズの試合ばかり中継していたこと、小田茜の東武ワールドスクエアのCMがやたらと流れていたこと、自分でも呆れるくらい、どうでもいいことばかりよく覚えているものです。

(1)職場の事務所があった場所
このアパートの一室で土曜の夜中
セイヤングを聴いてました
(2)東武ワールドスクエア
CM聴いて一度行ってみたいと思い続け
結局行ったのは2007年5月(約12年後)
(3)20代後半を過ごした場所
ここから30mほどの場所に住んでました
※自室は他人が住んでたので掲載不可


タイムフリーが便利であることは言うまでもありませんし、今では私もその便利さにどっぷり浸かっています。でもそれがなかった時代の「この時間は何を差し置いてもラジオを聴きたい」という情熱、今ではすっかり無くなってしまいました。タイムフリーがある時代とない時代、どちらがいいとか悪いとか、そういうことは言いたくありませんが、その両方を知っている私は、面白い時代を生きたのだろうと思います。


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