禁断のリンゴをかじり始めた私



一般リンゴと有名リンゴ


人間に、一般人・有名人があるように、リンゴにも、一般リンゴ・有名リンゴがあります(たくみ理論)。
主な有名リンゴを以下に列挙しておきます。
内容分類備考時期
アダムとイブに食べられてしまったリンゴ神話エデンの園の善悪の木に実る創世記
ウィリアム・テルに射抜かれたリンゴ欧州逸話日本ではリンゴの代わりに扇子14世記
木から落ちる瞬間をニュートンに見つかってしまったリンゴ史実その後、ニュートンに食べられたかどうかは不明17世記
白雪姫の咽喉を詰まらせた毒入りのリンゴ童話グリム兄弟のフィクション19世記
佐々木正によってマンゴーと掛け合わされたリンゴ史実日本のマンゴーだけ赤い理由はこれ1930年頃
並木路子に唇を寄せられたリンゴ歌謡曲初めて人類に気持ちを理解された1945年
ビートルズのメンバーになったリンゴ英国歌手多分RINGO違い1957年
野口五郎に抱きしめられた青リンゴ歌謡曲 1971年
西條秀樹を感激させた、はちみつのかかった4等分のリンゴテレビCMハウス・バーモントカレー1973年
スティーブ・ジョブズが会社のロゴマークに使用した食べかけのリンゴ史実かじったのがジョブズ本人かどうかは不明1976年
郷ひろみと樹木キリンが第一発見者となった、殺人現場に落ちていたリンゴ歌謡曲未解決(1993年に時効になったと見られる)1978年
小林亜星といけだももこによって数えられたリンゴ歌謡曲少なくとも4個存在1987年
モモコと二人でハイヒールを結成したリンゴコメディアン 1982年
加山雄三の歯茎が丈夫であることを証明したリンゴテレビCMライオン・デンターT1989年
中井貴一・時任三郎・手塚理美らが演じた大きさの揃っていないリンゴテレビドラマTBS系列 金曜ドラマ1997年
東京事変のメンバーになったリンゴ歌手 2003年
ピコ太郎によってペンを刺されたリンゴ歌謡曲その後、パイナップルと結合2016年

これらのリンゴ全てを説明する訳にもいきませんので、今回は「スティーブ・ジョブズが会社のロゴマークに使用した食べかけのリンゴ」に絞って話しを進めて参ります。
以下は基本的に夢の中の話しですので、実在の人物や団体などとは一切関係ありません。



リンゴを入手


2018年正月、私の妻が「使っている携帯電話が古くなったので新しい機種にしたい。」と言って来ました。iPhone5cをiPhone8にしたいとのことです。 それに対し私は「古くなった方を私にくれるならいいよ。」と返事しました。少し前に、ガラスにひびが入ったスマホを無料で入手して白ロム状態で使っていた経緯があり、実機があると、いろいろ勉強になっていいなと感じていました。古いiPhoneは下取り料7000円のところ、本体がきれいで傷もなく程度がいいのでプラス200円と言われたのですが、下取りはせず予定通り私が使うことになりました。バッテリーをフル充電してもそれほど長い時間使えない状態(それが機種変更したい最大の理由)だったので、バッテリー交換に4600円かかりました。なのでスマホと違ってこちらはトータル約12000円ほどのコストがかかっていますが、それでもお安く手に入れられたと思っています。
ちなみに、街の修理屋さんでバッテリーを交換するとメーカーの正式サポート外となるそうで、そのことが、思い切り使いこなせる原因にもなりました。その詳細は後述します。



iPhone活用例


iPhoneを使うためには、まずAppleIDを取得する必要があります。IDだけなら無料ですので、早速取得します。 これを使って初期状態に戻されたiPhoneを自分用に設定します。

この辺りの手続き・方法については、ネット上にたくさん情報がありますので、ここでは省略致します。

iPhoneを使用するにあたって最初に思ったのが「マックOSが使える環境がないといけないのでは?」ということでしたが、それは単なる杞憂でした。 Windowアプリだけでも十分にiPhoneを活用できます。ちなみに、私の自宅PCのデスクトップにはこんなアイコンがあります。



iTunesは、私はあまり使ってはいませんが、これで基本的なことはひと通りできますし、 アプリによってはiTunesがインストールされている前提で、この機能を利用して動くものもありますので、インストールだけでもしておくといいです。

iCloudは、私はあまり使ってはいませんが(そればっかりかいな)、無料で5Gまで使えますので、 iPhoneをメインに使っている人は重要データのバックなどに利用できます。5Gでは少ないという人は有償でサイズアップして下さい。
私の場合はパソコンがメインで、携帯機器はデータの持ち歩き用にコピーを使っていますので、iCloudを使う必要性がありません。

その他、写真の取り込みにはiFunbox、音楽データの転送にはCopyTransなど、用途に応じて使い分けています。
Impactorに関しては、自己責任でより深く使ってみたい人のみ使って下さい。JileBreak(=脱獄)が必須になりますので、 Apple社からの正式サポート外となります。私の場合は、バッテリー交換した時点で正式サポート外なので、あまり気にせずに使えます。

自宅・職場ではパソコンがありますので、携帯機器の出番はありません。使うのは通勤時・休日の外出時・入浴時・就寝時などとなります。 たまたまフリーWi-Fiが使える状況では使いますが、基本はオフライン状態で使うことになります。
私の場合、自宅のWi-Fiを使って無料アプリはいくらでもインストールできます(ディスク容量の空きさえあれば)ので、入手直後は 手当たり次第にアプリをインストールしてみました。 ある程度使ってみて、本当に役立つアプリはこれかなと思ったもののみに絞って、現在はシンプルな構成で使っています。 以下、私が現在使っている主なアプリです。
本体 カメラ 本体 ミュージック Shazam GPS Odometer 星座表 鏡ミラー Filza

本体にカメラがついていますので、デジカメとして使用しています。本格的な写真には向きませんが、その場ですぐに写真が撮りたくなった場合には便利です。

音楽好きの私は、専らミュージック・プレーヤーとして使用しています。PC側で、好きな曲を好きな順で流せるようにし、 タグなどをしっかりつけておけば、高機能な専用ミュージック・プレーヤーとして使えます。
10年以上前から使っていたPanasonic SV-SD850Nの文字表示が薄くて読めなくなってしまい、買い換えを検討してしたのですが、 満足できる機能を持ったものとなると3万円以上してしまうため躊躇していました。
iPhone入手後は、常に音楽と出かけられるようになり大満足しています。これが、12000円ほどで入手できたのが安いと思う理由です。

音楽ついでにもうひとつ、「Shazam」というアプリについても紹介しておきます。 街角や飲食店などで不意に流れてくる音楽、気になるけど誰の何という曲かわからない、という状況はちょくちょくあると思います。 そんな時以前は、歌詞の一部をケータイにメモして、自宅に帰ってインターネットで検索するという方法を取っていましたが、 Shazamは、流れてくる音楽に向けて曲の認識(録音)を行うだけで、曲の判別を行ってくれます。 よほどマイナーな曲でない限り、かなりの確率で曲名を当ててくれます。初めてこの機能を使った時は本当に感動しました。

自転車で毎月1000キロ走る私にとって、移動距離を正確に計測してくれる「GPS Odometer」はありがたいです。 多少の誤差はあるのでしょうが、メートル単位・秒単位で走行距離・時間を示してくれます。 これまでアバウトだった月間走行距離も、この頃は細かい単位まで正確に出るようになりました。

夜間に自転車に乗ることもあります。夜空を見上げた時にふと目に入る星、その星の名前を知りたいって思うことありますよね。 そんな時、ずばり「星座表」が役立ちます。GPSと連動して、携帯機器の位置や向きを認識、そこから見える方向に機器をかざせば、そこにある星座が表示されます。恒星のみならず惑星等のデータベースも本体に入っていて通信は一切不要、オフラインで使えます。 あくまで方向を示すだけです(星の実態を検知する訳ではない)ので、曇っていようが、昼間であろうが、地球の裏側であろうが、機器が示す方向の星座情報を示してくれます。

カメラ機能を使って擬似的に鏡の機能を提供してくれるのが「鏡ミラー」です。そんなに大した機能ではありませんが、入れておくと意外な時に役立ったりします。 時計・カメラ・メモ帳・鉛筆・温度計・物差し・コンパス・高度計・ライト・ラジオなどなど、携帯機器がなかったらいったいいくつの道具を持ち歩かないと いけないのだろうと考えると、アプリひとつでいろいろな機能を実現できる携帯機器は、何て便利な道具なんだろうと改めて感じます。

最後におまけをひとつ。JileBreakをするのであれば、是非入れおきたいのが「Filza」です。私が携帯機器を持ち歩く理由のひとつ、データの持ち運びを行う上で、満足できる機能が無料で使えるツールが意外に見つかりませんでした。いろいろ試行錯誤を重ねる中でやっと見つけたのがこれです。パソコンユーザ(と言うかWindowsユーザ)が注意すべき点は、テキストファイルはコードがUTF-8でないと文字化けを起こします。これまでS-JISメインでテキストを扱って来た私にとっては、なかなか厄介な条件でしたが、指定したフォルダ配下のテキストファイルを一括変換するツールを作って対応しました。



毒を食らわば皿まで


Windowsマシンがあれば充分にiPhoneを活用できるとは言いましたが、iPhoneを使いこなせるようになると、これまで縁のなかった(避けてきた?)Macintoshを使ってみようかという気持ちも湧いてきます。
私レベルでは実機を買うのは時期尚早ですが、仮想マシンソフトで構築できる環境くらいは作ってみようと挑戦しました。

その際、どうしても知っておかなければならないことがあります。 Macintoshと一言で言っても、長い歴史の中で大きな変化を二度行っています。 それは、CPU(MPU)が 68000 → PowerPC → Intel系 と変わったことです。そのため、それぞれ異なったエミュレータが必要になります。
エミュレータにもいろいろありますが、私が使っているのは以下の通りです。

68000のエミュレータ「BasiliskII」 PowerPCのエミュレータ「SheepShaver」 Intel系のエミュレータ「VirtualBox」
最近はVirtualBoxで動くようになりました、ということは、ほとんどWindowsマシン(DOS/V機)と変わらなくなったということですね。


何となく環境は整いつつあるものの、ノウハウもなければアプリもありませんので、どこまでやれるかは今のところ不透明です。開発くらいできるようになると、かなり理解できたことになると思いますが、Windowsでできなくてマックでできるということが見つからないので、なかなかそういう気持ちになれません。

そういえば、唯一所有しているアプリを思い出しました。
「RINGO For Windows」というWindows上でマックのCDを扱うというものです。これも、正確にはWindowsアプリですが・・・


アダムではありませんが、私も禁断のリンゴをかじってしまったのかも知れません。
最後となりましたが、この文章を書いている間に私がかじったリンゴの写真を掲載しておきます(何のために???)





戻る